【映画】ROOKIES 〜卒業〜 - CGデザイナーの寿退社日記

奥さんが借りてきたので見ました。

ドラマの方もすでにDVDで全部見てて、かなり面白かったのですが、その後日談（三年生の夏）にあたる本作もドラマのテンションそのまま。
最初から最後まで、熱い気持ちで見ることが出きます。

ドラマを見ずに映画だけ見ると、佐藤隆太演じる川藤（先生）と、市原隼人演じる安仁屋たち二子玉野球部との歴史がエピソードとして語られておらず、よく分からないと思うので、できればドラマ＞映画の順で見ることをおすすめします。

＜軽くネタバレです！＞
映画のクライマックスは、卒業する三年生１０人が、１人ずつ川藤に感謝の言葉を述べるのですが、ここが最高の泣き所でした。
僕は特に、新庄が「川藤みたいになりたい」と言ったところと、平塚が言葉に詰まってぐしゃぐしゃになっちゃうとこがもうグッときちゃって…。

一応、「先生」と呼ばれることもある自分としては、学生とこんな関係が築けるのだろうか、とふと顧みたりしてしまいます。
まあ、実際川藤みたいな教師はウザがられることも多いのでしょうが。でもちょっとうらやましい。

サブタイトルが「卒業」ということなので、これで完結なのでしょうか。
原作は読んでないけど、そっちもこんな感じの終わり方なのかな？なかなかいいです。最後の試合の結果が、どっちとも取れる感じで。

劇中「ONE FOR ALL」が出てきたりとか、不良野球部を立て直すストーリーとか、明らかにTBSの名作大映ドラマ「スクールウォーズ」を野球を用いて再構築しようとする試みが見て取れます。

森田まさのりもスクールウォーズ好きだったんかな？それともドラマの脚色なのか…？いずれにしても、その試みは成功していると思います。青春スポーツドラマの新しい金字塔に成り得るかも。

主役の二人（佐藤隆太、市原隼人）の大根っぷりとかも、なんかドラマからずっと見てると微笑ましい感じすらしてきます。